果敢に脱ステに挑んだワケですが、
どんな症状が体に起こって
普段の生活にどう支障が出るのか
全くもって未知のことだったので、
問題や壁にぶち当たるたびに
調べたり、やり方を模索しました。
今回は
・あってよかったもの
・大変だったこと・困ったこと
→それをどうやって解決したか?
・しゅ〜が協力してくれたこと
についてまとめます。
困り事があったら、ここを読めば解決する!?
いきやしょうっ!
落屑(コロコロ)
脱ステを始めてしばらくする
『落屑』期が訪れます。
その時に活躍するのがどのご家庭にもある(?)
コロコロです!
3個入りを20袋くらい使いました。。。
もちろん掃除機もかけるのですが
座ってても寝ててもお手洗いに行っても
尋常じゃないくらい皮膚が落ちるので、
いちいち掃除機を引っ張り出すのも大変。
落屑をそのままにするのも清潔ではないので
コロコロを持ち歩きながら
落ちた皮膚を常に回収するのです。
朝起きると布団の横にコロコロのゴミが
20個くらい転がってたり、
Tシャツの中に落屑が溜まって
(部屋着のTシャツはズボンの中にインするタイプ。恥)
それを解放すると
バケツの砂をひっくり返したみたいに
皮膚がプワァ〜って出てくるので、
まず砂場のお山みたいな落屑を
湿らせたティッシュで回収して
残りはコロコロする。
コロコロのストックが
無くなりそうになると不安になるので
ある程度まとめて買っておくのがオススメ!
水分制限
お水はたくさん飲んだ方が良いんです。
私も1日2ℓを目標に
毎日摂取するよう心がけています。
だがしかし、
脱ステ中の滲出液が出てる間は
「摂取量を抑えた方が良い」です。
なぜかというと
・皮膚修復のためのタンパク質が薄まってしまう
・浮腫む
・滲出液が増加する から。
食事以外に 1200CCが目標
藤澤皮膚科
カラダに極端な反応がでた時は
水を飲むとすぐ滲出液が出てきたことがありました。
途中、滲出液が全然止まらなくなっちゃって
藤澤先生に手を見せたら即答で
「水分の摂りすぎかもね」って言われました。笑
ちょうど夏の暑い時期だったので
水分制限するのは過酷でしたが
背に腹は変えられないのでギリギリ耐えました。
例えば…1日4回プロテインを飲むので
1回あたり200cc×4回=800cc
→1日の水分補給は500㎖のペットボトルで過ごす
といった感じ。100ccオーバーはご愛嬌w
体にとって水は大切だから、
滲出液で困っていなかったら
そこまで徹底して水分制限しなくて良いと思います。
人(サイト)によっては「食事以外で1000〜1500cc」
って書いていたり、
海外の脱ステをされた方は「1000ccに抑えた」
と言っていたりそれぞれなので
自分の体の状態に合わせて対応してください!
一枚ガーゼ療法
上の水分制限のところでも書きましたが、
ある時期に入ったら滲出液もいっぱい出てくるし
それがなかなか乾かなくなってきました。
体に起こる様々な現象には全て理由があります。
この滲出液にも理由があります。
滲出液は、皮膚の欠損を修復するために出てくる、良質なたんぱく質や成長ホルモンを豊富に含んだ組織液です。
9割の医者が知らない正しいアトピーの治し方
やがて固ってかさぶたになり、傷を保護してくれるのです。さらに湿疹で病んだ部分を湿潤状態に保ちつつ、新しい皮膚の再生を促すという大事な役割があります。
なので、極力そのままにしたいところなのですが
色んな所に付いたりヌルヌルしたりニオったり…
ちょっと不快。
体とかはTシャツに付くのは諦めて、
手指から出てくる滲出液は
仕事上、厄介さんでしかないので
そんな時にちょっと助かったのが
一枚ガーゼ療法。
重なってるガーゼを剥がして一枚にして
傷の大きさに合わせて切って貼るだけ。
貼るっていうか、くっ付ける?
そうすると、あらビックリ。
なかなか乾かなかったシルもガーゼごと乾きました!
カサブタと同じ効果が得られるそうです。
溢れ出てくる滲出液に困り果てた時は
簡単なので試してみると良いかもしれません。
脚立
両腕〜肩周り〜脇の下〜肋と
上にあるものを取る時のこの動作↓
に必要な部位がゲキレツに痛かった時。
しゅ〜が居ればしゅ〜が助けてくれるけど
家に一人しかいない時もあるわけで、
・高いところに置いてある洗濯カゴを取る
・洗濯物を洗濯機から取り出す
・洗濯物をカゴから拾う&干す
・食器棚の最上段のお皿を取る&仕舞う
が出来なくてどうしたものかと。
そしたら、良いものがあったんですよ。
これこれ〜♪
脚立っていうほどの大きさではないけれど
これくらいの高さでホント充分。
無敵でした!
お風呂
正直に言います。
途中の2ヶ月くらいお風呂に入ってません。
・・・。
汚れるところは部分的に洗ったり拭いたりしてましたよ…。
あんな傷だらけだったり肉丸見えな体で
シャワーだけだとしても怖いじゃないですか…。
ただでさえ激痛の体に、
水をつけるなんてそんな殺生な…
もし臭かったりしてニオってたら
職場の方々には大変申し訳ないと思いますが、
みなさん寛容に受け入れてくれてた(?)
んだと思います。笑
頭がベトベトしてきたなと思った時は
しゅ〜が頭を洗ってくれました。
タモリ式入浴
上記は私の脱ステ中のお風呂事情ですが
実際問題、お風呂に入りすぎることは
お肌(アトピー)には良くないということです。
これまた「当たり前」だった
毎日もしくは汗をかくたびに入っていたお風呂。
そしてお風呂とセットの「保湿」。
皮膚の表面には、汗、垢、皮脂、分泌型免疫グロブリンAなどから構成される皮脂膜が存在します。(中略)お風呂で体をゴシゴシ洗うと、この皮脂膜が溶けて流れてしまうため、皮膚が乾燥しやすくなり菌に対する抵抗力も落ちてしまいます。
9割の医者が知らない正しいアトピーの治し方
つまり、アトピーの発症に大きく関わるスキンバリアをわざわざ自分で洗い流していることになるというわけです。
アトピーの人はもともと乾燥肌なわけで
毎日お風呂に入る必要はないのです。
お風呂に入りまくってキレイキレイしまくって
バリア機能を弱めて、
さらにお風呂から出た後に保湿剤を塗ったくって
バリア機能をさらに軟弱化させていた…
って改めて考えると恐ろしい。
タモリ式入浴とは
ボディーソープや石鹸は使わない。
湯船に10分つかるだけで汚れの80%は落ちる。
ニオイとか大丈夫?って
思う方もいるかもしれませんが、
キレイキレイ大好き&超乾燥肌のしゅ〜も
洗いすぎない&保湿剤を塗らないで
ニオイに悩まずしっとりなお肌を手に入れてます!
天然の保湿因子を守るための“お風呂断ち”
【お風呂の回数を減らす】
1日おきより2日おき、中1日より中2日と、
入浴しない時間を長くする。
【ボディーソープは使わない】
洗浄力が高くバリア機能が壊れてしまう。固形石鹸が◎
合成界面活性剤はスキンバリアを破壊する原因物質。
洗うのは汚れやすい場所のみ。
【石鹸で髪を洗う】
ボディーソープ同様、シャンプーも
スキンバリアを破壊する合成界面活性剤だから
石鹸を使うのが◎
だけど髪の毛に石鹸を使うのに抵抗がある(私は)
ので、シャボン玉石けんの
「泡で出てくる石けんシャンプー」を使ってます。
【ナイロンタオルは厳禁】
私は100円ショップで売ってる泡だてネットで
あっわあわに泡立てて手で洗います。
これで十分汚れは落ちます。
【入浴しない日は】
汚れるところを部分的に洗うorタオルで拭く。
どうしても入りたい時はタモリ式入浴。
睡眠環境
とにかく!
「寝ること」は問題だらけでした。
今もまだ睡眠には難ありですが、
1番リバウンド症状が激しい時期が
ちょうど真夏だったので、
冷房をガンガンつけていても
一定の温度まで下がるとエアコンが止まるのか、
寝付きも悪ければ
寝れたとしても強烈な熱さと痒さで
深夜1:30〜2:00くらいに必ず目が覚めて
そこから外が明るくなるまで眠れない。
そんな日が毎日続き、
これじゃあ良くなるものも良くならないと思い
少しでも眠れるように色々試しました。
布団と体の接地面を極力少なく
背中を布団にビッタリ付けて寝ると
背中が燃えるように熱くなって蒸れて
信じられないくらい痒かったので
横向きの姿勢で寝ることに。
それはそれで布団と接してる面が
熱くて痒いのには変わらない。
その上、下にしてる方の耳と首が
グジュグジュになったりしました。
耳にいたってはシルが溜まって固まって
鍾乳洞みたいになってた(と思う)。
寝具
なんでこんなに蒸れるのか?
我が家は布団は床に直敷きタイプで
なおかつ床が「ワンコに優しいクッションフロア」
なのでビニール素材(?)のため
熱がこもりやすいと推測される。
床から布団を離すためにスノコを敷くか?
いや、ダブルサイズのスノコなんて
片付ける時に嵩張ってちょっとお邪魔よ。
そうだ、マットレスを変えよう。
なんでも試してみるべきだ。
しゅ〜も「自分が良いと思ったことをやってみなよ」
というスタンスでいてくれたので、
通気性の良さそうなマットレスをポチり。
本家本元は高級すぎるのでこちらでお試し。
これなら軽いから畳んだり動かしたりが楽チン♪
結果としては、
劇的にではないが改善成功!
蒸れる感じが軽減しました。
痒い時は冷やす
それでもまだ体が熱を持ってて暑くなるから
今度は必殺保冷剤!!!!
保冷剤をバスタオルに包んで
マットレスと背中の間に敷いて寝る!
これ、結構ヒンヤリして痒みが多少和らぎました。
枕の代わりにアイスノンを使用。
早くグッスリ眠れる日が訪れますように。笑
しゅ〜がやってくれたこと
毎日励ましてくれた。
これが1番の特効薬だったかもしれない。(//∇//)
朝早く起きて、仕事に行く前にお皿洗い。
夜遅く、仕事から帰ってきてお皿洗い。
私の手が治るまで2ヶ月間くらい
毎日毎日お皿洗いしてくれた。
毎朝早起きして、ラグとアルのお散歩。
私の分まで2匹に愛情を注いでくれました。
両腕が伸びなかったので
買い物に行く時の運転は全部しゅ〜が担当。
頭が上がりませんでしたよ。
私の体に起きてることをきちんと理解してくれて、
何をするにも一緒に協力してくれました。
この環境を作ってくれたからこそ
体を治すことに専念することができました。
ありがとうっ!!